ハイドロサルファイトによる琉球藍の化学建て

水の混合 泥藍20Kgを90リットルのポリ容器に入れ水道水を投入し90リットル満杯にする
ハイドロ投入 ハイドロサルファイト100gを投入し混ぜる。念のため数時間なじませてから使用する。
染め 染物をする。この時点で少し藍が酸化されへばった感じがする
ハイドロの再投入 次の染を開始する前にハイドロサルファイト100gを再投入し混ぜる。
次の染め 染物をする。後はその繰り返しです。
数ヶ月後 ある程度染を繰り返すと染が悪いままとなります。この時点で全体を廃棄処分です。


琉球藍の自然建て

水の混合 泥藍20Kgを90リットルのポリ容器に入れ水道水を投入し90リットル満杯にする
苛性ソーダの投入 苛性ソーダ120gを投入し混ぜる。
黒糖ざらめの投入 市販品の黒糖ざらめ (同量の水あめなど糖類であれば可) の200gを投入し混ぜる。
泡盛の投入 泡盛の投入はどうも気持ちの問題のようです。入れても入れなくてもよさそうです。
朝、晩の攪拌 朝、晩の二回1〜2分程度空気を入れるように混ぜ合わせる
藍建ての完成 8〜10日後くらいで液の色が緑色になれば完成です。
藍が建たない場合の対
もう数日様子を見る。冬場や寒冷地などでは容器全体を暖めるなどの工夫が必要な場合もあります。
それでも建たない場合 あきらめてハイドロサルファイト100gを投入し上記の化学建て方法に従う。
染めたあとのへばりへの
対処
数日から1週間程度寝かせる
藍玉・糖類の追加 自然建ては藍玉・糖類・苛性ソーダの追加をしながら細長く使えるのが特徴です。これは各自工夫して下さい。
藍液の廃棄 染めが悪くなったら、全体を廃棄する


藍の保管方法その他

泥藍の保管方法 泥藍の中の乳酸菌は生きています。保管には注意が必要です。
直射日光を避ける。乾燥させない。氷点下以下にならないように注意する。
藍建て後の液の保管方
朝、晩の二回1〜2分程度空気を入れるように混ぜ合わせる。
蓋をする。直射日光を避ける。氷点下以下にならないように注意する。
苛性ソーダ 一般販売できませんので、薬局・薬店でご注文してください。